アメリカ大統領選挙と私たちへの影響
こんにちは!
ちょうどこの記事を書いている9月14日に新しい自民党総裁が決定しました。16日には臨時国会が召集され、7年9か月ぶりの新首相誕生となります。安倍政権の政策を引き継ぎ、菅さんが加速させようとしていますが、株式市場を始めとするマーケットが今後年末にかけてどのように動いていくのか、注意深く見守る必要がありそうです。
さて、今月のブログは『アメリカ大統領選挙と私たちへの影響』と題して、お隣の国アメリカで近々行われる大統領選挙とその結果如何で経済がどのように変わっていくのか? について基本的なことを中心に解説していきます。
日本経済にとっては菅新総理誕生と同じか、それよりも強い影響を与える可能性のある選挙になりますので、その結果にかかわらず今のうちに備えておくことが大切です。それでは行ってみましょう!
アメリカの大統領選挙は世界一注目を集める選挙
アメリカ合衆国の大統領は任期が4年となり、3選は憲法の規定上できません。現在の大統領であるトランプさんが2016年に就任してから早くも4年経ちました。注目の選挙日は今年の11月3日となりますが、現職のトランプ大統領に対し、9月10日の時点ではバイデン候補の支持率が上回っているようです。しかし、投票まであと1か月半強ありますので、まだまだバイデン候補で決まりというわけにはいかないでしょう。
アメリカの大統領選挙は軍事・経済のトップをひた走るアメリカ合衆国のリーダーを決める選挙ですから、当然その注目度は日本の比ではありません。特に経済にもたらす影響は大きなものがあると言われています。
少し時を戻して、トランプさんが大統領になった当時を振り返ってみましょう。
大統領選挙が与える株価への影響
覚えている方も多いと思いますが、トランプさんが大統領になったことは予想外の出来事でした。選挙前はヒラリー候補が有利と伝えられていましたが、いざ開票してみるとトランプさんが当選という逆転劇が2016年の大統領選挙だったわけです。
しかし、予想外の出来事だったとはいえ株価に与えた影響はほとんど無く、トランプさんの在任期間中に米中貿易摩擦やコロナショックで一時的な下落はありましたが、上記グラフを見る限り現在では回復傾向にあると言えるでしょう。もちろん、短期的なトレードをしている方は日々のチャートにやきもきしていることと思いますが、中長期で積み立てを行っている方からすれば、まったく影響のない範囲と言えます。
では、日本の株式市場はどうだったでしょうか?
アメリカの経済に大きな影響を受けるのが日本経済ですので、NYダウの推移と同じような曲線を描いていますが、やはり中長期積立を行っている方にとって影響はないと言えるでしょう。
もちろん、アメリカ・日本共にコロナウイルスの今後の動向次第ではこのまま順調に経済が伸びて行きますとは言い切れない側面も多分にあることは事実です。しかし、うまくこの状況下をコントロールできれば市場に深刻な影響をもたらすという可能性は少ないと言えるでしょう。
今回の大統領選挙の影響は?
トランプさんが大統領に就任してから現在までを簡単に振り返ってみましたが、株式市場を見る限り大きな下落はコロナショックのみで、そこを除けば順調に経済成長しているように見えます。
現職のトランプ大統領、バイデン候補のどちらが選挙で勝っても短期的に株式市場を含むマーケットは乱高下を繰り返すかもしれませんが、中長期的な視点で見ればあなたの持つ資産への影響はほぼないと言えるでしょう。
しかし、アメリカ・日本共に株式市場と実体経済は大きくかけ離れてしまっていることは事実です。さらにコロナの影響はまだまだ終わりが見通せるわけでもなく、今後withコロナと呼ばれる新しい生活様式へと転換されていくことは容易に想像できます。
一部報道などではバイデン候補が勝利した場合、法人税の増税が行われ、アメリカ経済は冷え込み、日本経済もその影響を受けるという話がありますが、先にもお話した通り、ただでさえコロナの影響が日本よりも大きいアメリカがそのような政策に踏み切れるとは思えません。どちらが大統領になるかはわかりませんが、政策上の重要課題はコロナで冷え切った経済をいかに回復させるかということに尽きます。
よって、今回の大統領選挙の結果が私たちに与える影響は、短期的に資産が減少するリスクは存在しますが、中長期的に見れば影響は少ないと予想します。むしろ、大統領選挙よりもコロナの影響を心配した方が良いでしょう。
今回のまとめ
おそらくこのブログを読んでいただいている読者の中で、デイトレードをバリバリやっていますという方はいないと思いますが、資産形成の基本は中長期的な視点で行う積立に尽きるのです。
デイトレードを含む短期的な売買も知識と覚悟を持った上で行えばよいですが、一般の方にはあまりお勧めできません。当ブログでは資産形成の基本として分散と中長期積立をこれまで毎回のようにご案内しておりますが、改めて株式市場の推移を見てみると間違っていないことがご理解いただけると思います。
アメリカの株だけ買うのでもなく、日本の株だけ買うのでもなく、債券・現物・外貨等様々な資産に分散して毎月少額でも構わないので積み立てをすることこそが資産形成の近道なのです。
毎回、アメリカ大統領選挙前後には様々な情報が溢れることになるのですが、資産形成のベストは分散・中長期積立になりますので、情報に惑わされずコツコツと積み立てを続けて頂ければと思います。
なお、コロナの動向次第ではありますが、そろそろリアル開催でのセミナーも行う予定です。
今後のセミナー開催予定です。
9月26日(土)、10月18日(日)、11月14日(土)、12月13日(日)
場所 ホテルサンルートプラザ新宿
開始 午前11時~
テーマ 「初心者向けマネーセミナー
5年後、10年後、差がつくお金の貯め方、増やし方」
感染拡大防止に最大限の注意を払い開催いたしますので、参加ご希望の方はLINEよりご予約をお願い致します。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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